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漢方において、PMS【月経前症候群】は、気血水のバランスが崩れたり異常が起きることが原因とされています。
つまり、卵巣から分泌されるホルモンの変化と自身の体質、そのときどきの体調が原因にあると考えられているのです。
女性の身体では、子宮内膜や骨盤内の血液循環が変化するために血の異常 (瘀血や血虚)がおこります。
さらに月経の2週間前ごろからのホルモン量の変化によって体内に水分を貯留させることから水滞(水毒)が加わります。
また気の異常を伴うこともあります。
これら「気」「血」「水」のバランスが崩れることから、多彩な症状を呈するPMS【月経前症候群】を引き起こしているといわれています。
五臓で病態を説明した場合
「腎」が子宮の発達を促し、「脾」が消化吸収力や免疫力に関係し、「肝」が内分泌や自律神経系の調節作用をして、子宮に血液が満ちあふれると、月経が周期的に招来すると考えます。
この五臓の異常で生理のリズムが狂うことによって、月経に関係する種々の異常をきたすと考えることもできます。
女性の更年期障害は「不定愁訴」ともいい、漢方では「血の道症」とも呼ばれています。
女性の生涯のうち、成熟期から老年期に移る一時期を「更年期」といい、卵巣機能が低下しはじめ、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減って来る時期です。
更年期がいつ訪れるかは個人差があり、閉経を迎える50歳前後が最も多く、45歳ぐらいから55歳ぐらいまでの約10年間に訪れることが多いようです。
更年期には、はっきりとした原因が見つからないのに「なんだか具合が悪い」といったことや、のぼせ、動悸、発汗、めまい、ほてり、発汗、冷え、めまい、イライラ、憂鬱感など、心や身体に不調(自律神経失調症に近い症状)があらわれます。
最近ではストレスでホルモンバランスを崩すことも多く、30代、40代のプレ更年期障害も増加しています。
また、「うつ」状態を伴う心因的な更年期障害、「男性更年期」も認識されはじめています。
東洋医学では体質や体型、その人の置かれている生活環境に応じて多種多様な漢方薬から、その人に最適なものを処方して治療します。
漢方薬は即効薬ではありません。一人ひとりにあったものを体調に合わせて処方していきます。
PMS(月経前症候群)とは、“Premenstrual Syndrome”という英語の略称で、生理が始まる前の黄体期(3~10日位前)から起こる、心とカラダのさまざまな不調のことです。
これはいつまでも続くものではなく、生理が始まると自然に消えたり、軽くなるのが特徴です。
この症状はまだまだ認知度が低く、病名を知らずにひとり悩んでいる方も多くいらっしゃいます。
PMSの症状は、200種類以上あるとも言われています。
中でも多いのは、イライラする、怒りっぽくなる、肌が荒れる、ニキビができる、のぼせる、下腹部が張る、下腹部に痛みを感じる、腰が痛い、頭が痛い、だるい、乳房が痛い、落ち着かない、憂鬱な気分になる…などです。
症状には個人差もあります。
それぞれの症状が単独で出る事は少なく複合で現れます。
また毎月同じように症状があるわけではない場合もあります。
ストレスや緊張、疲労が蓄積されると、症状が強くあらわれやすくなる傾向にあるようです。
PMSがどうして起こるのか、その原因はまだはっきりしていませんが、考えられる要素として以下の3つがあげられます。
プロゲステロン(黄体ホルモン)の影響
排卵~生理前に分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)によって、脳内物質(GABA) や水分代謝に影響し、体調が不安定になるといわれています。ビタミンやミネラルの欠乏
PMSの人は、ビタミン・ミネラルの微量栄養素の欠乏状態にあるといわれています。一説によると、排卵後に訪れる「黄体期」に分泌される女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」の急激な変動が関わっていると考えられていますが肝の機能が低下すると「気滞(きたい)」と呼ばれる気の流れの滞りがおこります。
気滞がおこると全身に気が行き渡らなくなるので、乳房が張る、腹部膨満感等の身体的症状や落ち込む、イライラするいった精神的症状があらわれます。
更年期とは、女性の生涯のうち、成熟期から老年期に移る一時期のことを指します。
その時期には、卵巣機能が低下しはじめ、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減って来ます。
更年期がいつ訪れるかには個人差がありますが、閉経を迎える50歳前後が最も多く、45歳ぐらいから55歳ぐらいまでの約10年間に訪れると言われています。
更年期には、はっきりとした原因が見つからないのに「なんだか具合が悪い」といったことや、のぼせ、動悸、発汗、めまい、ほてり、発汗、冷え、めまい、イライラ、憂鬱感など、心や身体に不調(自律神経失調症に近い症状)があらわれます。これを更年期障害といいます。
更年期障害の症状は、ひとつだけが現れるのではなく、今日はホットフラッシュ、昨日はうつ、おとといはひどい肩こり、といった具合に複数の症状が同時に現れることもあります。
最近ではストレスでホルモンバランスを崩すことも多く、30代、40代のプレ更年期障害も増加しています。
また、「うつ」状態を伴う心因的な更年期障害、「男性更年期」も認識されはじめています。
女性の更年期障害がどうして起こるのか、その原因はまだはっきりしていませんが、考えられる要素として以下の3つがあげられます。
加齢に伴う女性ホルモン(エストロゲン)の減少。
女性ホルモンのエストロゲンが減少することで、その指令を出す脳の視床下部に近い自律神経のバランスが崩れ、全身の更年期障害の症状につながります。夫や子供、姑、職場といった環境要因によるストレス。
夫や姑、家族、職場などの環境がストレスの原因の場合も、ストレスによって自律神経が正常に働かなくなり、更年期障害の症状が出てきます。生まれもった気質、性格
生まれつきの性格が真面目だったり、神経質な方は、「更年期だから体調が悪くなる」という思い込みや「今までできたことができない」といったストレスから症状が悪化するケースもあります。漢方では更年期障害の原因の根本は「腎虚」といって、加齢や老化による『腎』の機能の衰えが原因であるといわれています。
『腎』は、身体の機能全体を司る五臓(肝・心・脾・肺・腎)の中で、一番、加齢の影響を受けやすい部分です。
身体全体の機能を束ねる自律神経の機能が壊れてしまうことで、不眠やイライラ、顔のほてりといった、更年期障害の症状が発生してしまうのです。
また、自律神経と腸内環境のも更年期の症状の重さと深く関係するといわれています。
漢方薬を飲めば安心という訳ではありません。更年期やPMSは普段の生活や心の問題も関わってくる症状ですので、生活習慣を整えることが大切です。
※この他にも婦人科疾患(PMS【月経前症候群】・女性の更年期障害)、生理不順、生理痛等に関するご質問などがありましたらお気軽にご相談ください。